思えば遠くへ来たもんだ編その1~師匠と弟子 | 失敗か?失敗なのか?!これはっ!!

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夢と希望を信じて選んだ道、それが思惑とは違うこと、ありませんか?「人の不幸は蜜の味」。この日記が蜜の味かどうか、これから皆さんで味わって見て下さいまし。うふふ。。。

後ろを振り返った時、何が見えますか?いつも手を差し延べてくれる人が見えますか?

「過去をほじくってください」と依頼があったので、作ってみました。
かといって、ロスに関係ないこと書くと、ちょっと主旨がずれるので、ここに来るきっかけとか布石とかそういうのを書いてみようかと。

おいらがシステム業界に入ったのは30歳になる1ヶ月前です。普通、未経験でそんな年齢のしかも、そのとき結婚したばっかりの女、採らないよ、どこも。
ところが、あったんですねー、物好きな、いや、ギャンブラーな会社が。

そして、教育係に選ばれた「師匠」。
この師匠がすごかった。今、思い起こせば、完璧とも言える教育体制を作ってくれました。
おっとこまえなんですよねぇ、この師匠がねぇ、また。氷室京介似でねぇ。うんうん。
おいら、頑張って勉強しました。はい。
先生がいいと、生徒はついていきます。男前の師匠のために、おいらは頑張った。うん。

でも師匠は最後の最後まで「頼むから、氷室の曲をカラオケで歌ってくれ!」っていう、おいらのささやかなお願いを聞いてくれませんでした。師匠がいつも歌ってたのはユニコーン。。。氷室からはとても遠い。。。でもいいのだ。うまいから。

まぁ、師匠が1つ忘れたことはプログラムに「コメント」を書くことを教えなかったこと。
何の処理をしてるか、普通書く「らしい」です。ええ。
おいらがコメントを書かないもんで、困った人が師匠に文句たれたらしい。
そんなの自分で見れ。んで、考えれ。頭、使え。脳みそ、つるんつるんになるぞ。

そして、1年半後、オラクル・シルバーっちゅー資格を講習も何もかも全額会社負担で取って、合格して、お祝い金と引き換えに辞表突きつけたおいらは、かなりの極悪もんです。。。ごめんなさい。。。
さすがに、「こ、これ、出していいかな?師匠。。。」って聞きました。ええ。
師匠は「しょーがないやろ。。。」と。ああ、いい人だ、師匠。

そして、インドのソフトウェア会社との合併企業に転職、なんだかんだあって、今に至ります。

この師匠にはいまだに、何かあると泣きつきますが、やっぱり完璧に教えてくれます。
んでもって、ビザを取るために書類にちょーーーーーっと(いやかなり)嘘まで書いてくれました。

でもね、こんなすごい師匠だけど、超お茶目です。
「"cm"って、どうやって変換すんの?」って聞かれて、「"せんちめーとる"って入れたら、出てくるよ」って言っても、出て来ないって言うんですよね。実際、やってみても出てくるのに。。。で、見に行ったら、どうなってたと思います?
"せんちめーとる"じゃなくて"せんちめいとる"ってなってました。
そりゃ、でねぇよ、師匠。。。一生かかってもでねぇ、うん。

「師匠、"せんちめいとる"になってますよ。"めーとる"ですよ」
「え?だから、これであってるやん。。。」
「。。。"遠い"は"とうい"?」
「違うよ。。。"お"やで」
「でしょ?だから、これも一緒で、"めいとる"じゃなくて"めーとる"」
「。。。え、でも、"米"って書くやん。。。」
「いや、かんけーないから、漢字とは!」
ずっとそうだと思ってたらしいです。はい。気付いてよかったね、師匠。
思わず「ださっ」って呟いてしまいました。

このショックがあまりに大きかったのか、その後かなりの時間、ちゃんと入力できなくて、とうとうおいら「師匠、代わりに入力してあげようか?」って言いました。そして、出向中の人にもばらしてしまいました。
即効、"せんちめーとる"って、いっぱい書いた不幸の手紙みたいなメールが飛んできたらしいです。


お詫び:ごめんね、師匠。ばらしちゃったよ。えへへ。

転職決まっちゃった。うふふ。後はビザのトランスファーだけですー。よかったぁ。これで気が楽になりましたぁ。

(蜜の味期待度 右も左も分からない初心者だったので、50で)